生きよう

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2012.07.07 Sat 生きよう

妹の義母の四十九日法要に行って来た。

納骨をして、線香をあげて、食事をした。

妹の旦那さんと話した。

「母さんは父さんが亡くなってから一年間毎日、

あの道を歩いて墓参りに行っていたんですよ。

雨の日も、晴れの日も、雪が降る日さえも、

気が付くと家にいなくて、

あぁ、父さんの所に行ってるんだなと。」

その道は歩いて一時間はかかるうえに、険しい坂もある。

「あの坂を行くなんて大変だったでしょう。

行きは平気かもしれないけれど、

帰りの登りはとてもじゃないけれど、、、

本当に大変だと思うわ。」と、母が言った。

「仲のいい夫婦だったから、

やっと側に行けて喜んでると思いますよ。

父さんが亡くなってから、ずっと寂しそうだったから、、。」

納骨した墓の周りは、雑草もなくとても綺麗だった。

妹の義母の暮らした部屋にはたくさんの写真が飾られている。

子供たちの写真、孫の写真。

家族全員で写っている写真。

夫婦で旅行した写真。

ベンチで二人腰かけて笑っている写真。

その愛は永遠だったのだろう。


人並みに生きて、人並みに死んでいく。

そんな生活の中で、ささやかでいいから幸せを見つけて、

零れない様に掌に握りしめて、愚直に生きていく。

そんなふうに生きていけたらいい。