生きよう

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2011.11.17 Thu 生きよう

昨日の朝、蝙蝠を見た。

ぼんやりと外を眺めていると、

バルコニーに小鳥の様な黒い影が閃いた。

小さく旋回するので、窓に顔を近づけると、

エアコンの室外機にとまった。

上を見上げながら、「こうもりだ!」

妻も娘も傍に来た。

蝙蝠はスルスルと室外機を支えるパイプの一部に潜り込んでしまった。

蝙蝠は大きいものかと思っていたのに、とても小さな蝙蝠だった。


娘の髪を結ぶ妻に、「俺って蝙蝠を呼び寄せるなんて、凄くない。」

「波長が合ったんじゃないの。」

「波長?ヒュルルルル、ヒュルルルル、ヒュルルルル、、、、」

隠れた蝙蝠に向かって、電波のように声を出した。

蝙蝠は影も見せない。

妻と娘の笑い声だけが聞こえた。

朝日が煌めいていた。